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英語4技能試験 英検S-CBTの申込が延期!

10月7日に、英検からS-CBTについて発表があるとHP上に告知されたのが10月3日。本日10月7日の発表で、まさかの英検も離脱?という考えも少し浮かんだのですが、結局はS-CBTの申込期限の延期という案内でした。

英検協会からの発表(外部サイトへつながります)

S-CBTについての案内はこちら!

申込期限の延期について

※外部(英検協会様の画像データをお借りしています)

英検の受験区分について

もう一つ重要な点として、4技能試験の受験区分と、入試区分(来年から入試名称が変わります!)との整合性について確認をしていきます。

上記の通り、総合型選抜(AO入試)に間に合わせるためには、4月~6月に英検S-CBTを受験する必要があります。4月~6月が満席になるなどで受験できなくなるのではという危惧に対して、

 総合型選抜(旧AO入試)での成績利用のためなど、受験期間Aでの受験を希望される場合には、「S-CBT」の第1回検定を4月、5月、6月に受験する必要があります。
 英検協会では、すでにご案内のとおり、「S-CBT」は受験を希望される皆さまの座席数を確実に確保するため、予約申込、本申込の2段階でのお申込とし、A期間において予約申込をしていただいた受験者数全体の2割増での座席数を確保することを予定しております。
 このような方式をとることで、受験期間Aでの受験を希望する受験生の皆さまが、本申込時に4月、5月、6月に受験することが叶わず、7月の受験となり、希望する受験期間での成績利用ができないということはございません。
 なお、4月、5月、6月に受験した際の成績は、受験期間Aだけに限らず、BやCの期間にも成績を提供することが可能ですので、学校推薦型選抜や一般選抜など受験する入学試験の種別に応じてご利用ください。

との発表を行っていますので、総合型選抜(AO入試)狙いの方は、予約をしっかりと行い、受験日を4月~6月に合わせて、本申込を行ってください。


今回の大学入試改革においては、現場の先生、学生、有識者など、様々な方面から非難の声が出ています。教育的な意義についてもそうですが、その体制であったり、システムに対しても批判が絶えません。特にその批判の矢面に立たされているのが英検のように思えますが、果たして英検が悪いからなのでしょうか? 統括する文科省には当然のことながらこれらの批判に対して答える責任がありますし、英検以外の民間試験、例えばGTECやTOEFLといった試験の実施団体の準備の遅れについては、あまり言及されることがありません。

英検とGTECの摩擦

冒頭で、英検が撤退かも…と書いた理由についてですが、なぜ、このような危惧を持つかというと、英検を実施する英検協会とGTECを擁するベネッセとの2大テストの運営元に対する、文科省の扱いの格差が見え隠れするからです。英検に次いで、今回の英語4技能試験で多くの受験者が出そうなのは、GTECであることは間違いありません。GTECの実施団体は進研ゼミで有名なベネッセですが、このベネッセと、今回の4技能試験の選定過程から、実施に至るまでの関係性においては、官民癒着ともとられかねない灰色のつながりあるようで、その一方で英検協会は不利益を被っているように見えます。

国語の筆記試験の採点業者は…

つい先日にも話題になった、大学入試共通テストの国語の記述問題の採点をある業者が落札しました。たった2社しか応募せず結局そのうちの一つ「学力評価研究機構」が61億円で落札となったのですが、この「学力評価研究機構」は
ベネッセのグループ会社です。多くの大学が受験科目とし、配点も高く重要性が高い科目である英語と国語の問題・採点に、一つの民間企業が大きくかかわることとなる構図に、ある意味出来レースではないかという懸念を抱くほどです。もちろん、それだけで済めばいいのですが、文科省はどうもGTEC(ベネッセ)に対しては対応が甘く、4技能試験の実施業者からの受験会場の協力が求められた場合には、学校などの施設を貸し出すよう(しかも格安で)各都道府県の教育委員会に通達をしています。これは、今もって試験の申込日程や、受験会場の公表すらできていないGTECへの配慮と取られても仕方ありません。

GTECの受験会場は?

これまでのGTECは、学校でしか受験することができませんでした。 それこそ、既卒性には受ける術がありませんでした。もし、GTECを学校で実施することを許可したなら、それではどう考えても公平性に欠ける行為であることは間違いありません。自校の学生が高得点を取るようにできれば、それだけ進学実績もよくなり、募集成果にいい影響が出ることは私立の学校であればどこでも考えるでしょう。またそういった不正防止のための運営官の派遣などの対応もこれまでなかったようです(学校での実施の場合は、資材だけを送付し、実施運営は学校の先生主導)。今回の「大学入試英語成績提供システム」におけるGTECにおいては一般的な会場を使って実施することが想像されていましたが、いまだ会場場所の発表はありません。通常、大学入試にかかわることは原則実施の2年前に公表することが義務付けられていますが、今回は実施までに6ヵ月を切った中で、この状況です。

頑張ってきた英検の立場は…

英検協会はというと、自前でコストをかけて会場を用意し、障害がある受験者に考慮して2種類の新しいテスト形式をつくりと受験環境を整えてきました。公平性を担保するために、利害関係のない別会場を準備した英検と、その努力もせずに、公平性が疑わしい高校での試験実施に落ち着きそうなGTECとどちらが誠実かを考えると、ここは英検協会でしょう。 そのために、早期に予約申込みのスキームを作り、予約された人数の2割増しの会場を用意するという措置を行い、受験者に不利益が出ないようにしてきた英検が、「予約金の3,000円が高い」と、非難の矢面に立たされ、他の試験の詳細発表が遅れているにもかかわらず、「ほかの試験と比較できないから申し込みができない」などといわれているのは、少しかわいそうな状況です。学校のクラスで言うなら、先生(文科省)にひいきされているGTECくんは宿題をしなくても叱られないのに、宿題もこなし、課題も提出している努力家の英検くん が、その出来が良いために逆に怒られるという、なんとも言えない構図です。

英検はやり抜く模様…

この状況に対し、英検協会が匙を投げる可能性もあるかなと思ったところが、冒頭に書いた撤退というキーワードでした。さんざん批判にさらされているこの大学入試改革を受験生のためを思って英検が「撤退」をすれば、大学入試における英語民間試験の利用は実質的に不可能になります。英検をなくして50万を超える受験者をさばききることは決してできないでしょう。それだけ、英検が準備してきた受験者数に対する対応力は用意周到なものです。もし英検が撤退すれば、たった4日で50万規模の試験を行うためには、GTECが各学校(高校、大学)を使って実施するということになるでしょう。そうなれば利便性はあっても、公平性も何もあったものではありません。

今後の英語4技能試験について

ともあれ、最悪のシナリオともいえる、英検の撤退は回避されました。ただ、現段階では受験者がどのテストを選べばいいのか、についての情報はまだまだ出ているわけではありません。10月中旬に個々の大学側がどのように「大学入試英語成績提供システム」を活用するのか、またしないのか(活用しない大学については、英検S-CBTやGTECといった試験を受ける必要は全くありません。)がわかります。そして、これも出てくるのかどうかわかりませんが、 11月1日に、各民間試験の実施日、場所、申込日程といった詳細が明らかにされます。正確な情報をもとに、受験生にとってベストな選択をされることを願っています。

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