Never Stop Learning!
AIE英語専科では、4月8日からすべてのクラスをオンラインに移行し、現在は、先生方も自宅からクラス配信しています。
今回のコロナウイルスの騒動の中、少し思うこともあり、筆をすすめます。
現在政府の対応の多くが、休業要請をするかしないか、その補償として現金給付をするかしないか、ここに非常に多くの焦点が当てられ、日々のニュースでもその点がクローズアップされがちです。もちろんこれら経済活動にまつわることはとても大切なことであるため、大いに議論しかつスピーディーな対応を期待したいところです。コロナウイルスによってではなく、生活ができないという点で死者が出ることは避けねばなりません。
一方で、置き去りにされつつあるのが、学校教育です。緊急事態宣言がちらつき始めた4月上旬の段階で兵庫の多くの私学が先陣を切って5月6日までの休校を決定となりました。この間、一部の私学はオンラインによる授業を実施しているようですが、公立の小学校の多くは、授業を止め、課題の送付で対応しているようです。オンライン環境の問題や公平性の問題がクローズアップされてしまうため致し方ありません。
今回のタイトルのNever Stop Learningですが、直訳するなら「学びを止めるな」です。いかなる状況でも学びを止めないこと、これはAIEがコロナウイルスの影響を受け始めたころから、一番気を付けていたことです。子どもたちに、学ぶ機会を失わせてはいけない。生徒の安全を第一にしながら、学び続けることができる環境を提供するために、最大限努力する、これが基本方針でした。
そのためにどの手段を取るかということも問題だったのですが、一応下記の3つを考えました。
①生徒の皆さんがオンラインでクラスに参加するライブ参加。
②録画した授業をオンライン配信。
③外部の学習教材を利用。
AIEは①を選びました。生徒のご父兄には、デバイスの準備や接続の手間など、多々ご迷惑をおかけすることになりますが、それでも①にしました。やはり双方向で授業を行うことで、対面式に近い成果を出せることと、授業を定時に開講し時間拘束を行うことはその後の学校再開時のことを考えても、重要だと考えたからです。
先が見えず、大人でさえも予測不可能な状態の中、学校という毎日のルーティンを奪われ、子どもたちは、突然の自由時間と物理的な不自由という不安と不安定の中で自分を支えなければなりません。突然、学校という環境の中でかかっていた授業、課題、部活の負荷がなくなり、これからも刻々と変化する状況に対応しながら、いつか開校する日を待つことになるわけです。ですから、休校期間中いかに勉強を続けるかが重要なのです。
AIEは、通常授業に加えて、英検の課題を出したり、模試を受けた学生には解答速報をしたりと、試行錯誤ですが負荷をかけながら、トレーニングを継続させる道を模索します。
そしてこの期間を、自分で課題を発見し、その課題に向かって自分で目標を立て、それを遂行することに目覚める機会にしてほしいと思います。「一人で学ぶこと」を学んだお子さんはこれからもっと強くなります。この逆境が将来のお子様の力となりますよう、願っています。