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新中1の保護者の方へ 関西私立(一部国立含む)中学の英語の情報集

ここでは、関西の私立中学(一部国立含む)の学校情報をお伝えします。もちろん年度ごとにテキストが変わる学校もあれば、学年団の方針により進度の変化もありますので、2026年度入学の生徒さんが同じかどうかは、実際に学期がスタートしないとわからない点もありますが、おおよその目安になればと思います。

学校タイプ

学校により様々なタイプがあり、
①学年団を組み6年間科目の担任が変わらず、担当がテキストを決めるタイプ、
②学校としてテキストが決まっているタイプ、
③毎年担任する先生がテキストを決めるタイプ
があります。

男子校

灘中学

膨大な情報の体系化。積み残しをしないこと

全国でも屈指の進度で授業が進みます。特に中学の最初のころは覚えるべき内容の物量を多く設定し、暗記によるブーストを掛け、英語に慣れてくると、一つの単元を細かく深掘りするような暗記だけでは乗り越えられない、内容の濃い授業が特徴です。教科書はあくまで素材で、実際には担当教員が作成する「オリジナルプリント」が授業の核になることが多いです。このプリントの密度が凄まじく、市販の参考書ではカバーしきれない解説がなされます。中2の2学期には中学文法を終え、中3終了以降は、文法の学習はほぼなくなり、高校からはひたすら演習をするというのが基本です。
大事なことはわからないことを放置せず、必ず復習することです。ここを怠ると、雪だるま式にわからないところが増え、学校英語の持ち直しが難しくなります。

甲陽学院 

高難易度単語に対応するための英単語の覚え方が大事

日本人の先生によるしっかりとした文法解説とラーソン先生によるオーラルのクラスの2つのテストが出ます。テキストは年度によって異なり「Progress 21」か「New Treasure」をよく使用しますが、ここ数年はプログレス21の採用が多いです。学習量が多く、中1の2学期の時点で、通常の中2の1学期の文法事項を終えるスピード(Progressの場合、Unit19まで)で進むため、多大な情報量をしっかり消化できないと、消化不良が起こります。また担当教員によりますが、単語のレベルが高く、interpreter:通訳、pharmacist:薬剤師、vet:獣医といった高難易度の単語が、中1の1学期中間テストで出た例もあります。理系の学校のため、数学に没頭するあまり、英語の力が2分化する傾向があります。

六甲

プリントの整理整頓と進度への対応力がカギ

学年団によって配布されるテキストが New Treasure か Progress かで異なりますが、長文の箇所以外はあまり使わず、先生が配布する文法プリントを中心に定期考査が作成されます。解答が配布されず、授業で先生が口頭で説明するため、サポートがない場合は正確な答えを把握しにくいことがあります。2025年は1学期の中間テストで「三単現のS」まで文法事項が進み、灘、甲陽を超えて、進度は最速を記録しました。

甲南

学校レベルだけでは満足しない高い目標を持つこと

毎年、担任により使用テキスト、英語そのものの難易度が変わるため、対策が立てにくい学校です。一部の学年で洋書「National Geographic Time Zone」を使用していますが、全て英語のため内容を理解しづらく、サポートがないと定期考査への取り組みが難しい場合があります。2025年からは「New Crown Infinity」を採用し、文法強化へシフトしています。フロントランナーコースの方は将来の大学入試に備え、学校の勉強だけで満足するのではなく、より高い目標を持つことが重要です。

女子校

神戸女学院

プリント整理と、英語オンリーの環境への適応力

オールイングリッシュの授業が特徴です。3名の先生が英語を受け持ち、最初は発音記号から入ります。テキストは渡されず、プリントワークが中心になるため、配布されるプリントを先生ごとにしっかりとバインダーにまとめスキルが必須です。リーディング教材は文面が配布されず、先生の音読だけで理解する必要があります。こういった音を中心にした学習方法に適した生徒は楽しく学べますが、音による理解が苦手な生徒さんは一気に英語が苦手科目になり、両極端を生みやすい環境です。「書く」ことが後回しになるため、中1の終わり頃に「耳では分かっているが、スペルが全く書けない」という状態に陥る生徒が一定数出ます。

甲南女子

高難易度テキストへの対応力

例年「New Treasure」と「シリウス」を使います。情報量の多いNew Treasureの理解と、比較的難易度の高い問題集のシリウスの両方をこなすことが求められます。進度はS.Adで中1の2学期期末でNew TreasureのUnit8位まで進みます。定期考査の特徴として、選択形式の問題が少なく、単語、あるいは全文を書かせる問題が多くあります。そのためスペルが苦手な生徒さんは高得点が取れず苦労します。

海星女子

プログレスへの対応

伝統的にプログレス21を使います。内部から上がった方は小学校6年間で英語に触れてきているため最初は問題なく進めますが、プログレス21自体の難易度が高いため、油断をすると2学期ぐらいから成績が低下します。また中学入試組は英語の初心者の状況で同じテキストを使って学習するため、中間テストでは内部生との差にショックを受けてしまい、あきらめモードになる場合があります。プログレス21そのものが、言語を学ぶルート=「聞く→話す→読む→書く」のステップを通じて英語を学ぶようになっているため、しっかりと音声を聴き、音読し、単語を丁寧に学んでいくことが大事です。先生方もその状況を理解して、教科書の重要表現をまとめたプリントなども作成してくださっているので、そういったプリントワークをめんどくさがらずにやり抜くことも大切です。

共学校

洛南 

文法力と語彙力 英語の基本を骨太に。

英語教材が充実しているものの、基本的に自学自習が求められます。リスニングはNHK基礎英語を活用していますが、課題の蓄積や定期考査での細かい出題に対応できず苦労する学生が多い印象です。また、授業では日本語説明による文法が中心で、発話の機会が少ないため、発音やイントネーションに課題を持つこともあります。定期考査が「重箱の隅をつつくような文法問題」であることが多いため、感覚ではなく、理詰めで文法を解く訓練が必要です。一方で学校と同時に塾に通う生徒が多いため、先生も塾での解説を当てにした解説で終わったこともあり、特に3学期は中学入試→高校入試と学校そのものが忙しくなることも受け、一つ一つの授業の丁寧さが失われます。基本となる文法の理解と単語力という、英語の幹となる部分を骨太にしていく必要があります。

須磨学園 

圧倒的な学習量とスピードへの対応力がカギ

教材は体系的な文法学習ができる「新中学問題集」に加え、NHKラジオ英会話やオンライン英会話、多読教材などをフル活用します。特徴はなんといってもその「量とスピード」です。毎朝の小テストや課題管理が徹底されており、サボるとすぐに呼び出しや補習になります。学校のシステムに乗っかることができれば力はつきますが、予習・復習のサイクルが確立できていないと、膨大な課題量に圧迫され、英語嫌いになるリスクがあります。また塾要らずを唄っているため、学校に任せておけば大丈夫という保護者の安心から、危険状態の察知が遅くなり、手遅れになってからの塾探しになると、そこからの持ち直しにかなり苦労します。そのため「先手を打つ」姿勢が大事です。

関西学院中学部 

受験英語とは一線を画す「使える英語」の追求

 大学受験がないため、文法の詰め込みよりも「読む・聞く・話す」のバランスを重視します。検定教科書(New Crown等)も使いますが、2025年から新しく出版された「New Crown Infinity」 を使うようになりました。大学の内部進学には英検2級が必要ですが、基本的に部活に力を入れる学校のため、部活に没頭していたら、高3になっても英検2級に受からないという事態になることもあります。また英語上位層と下位層の差はっきりと分かれ、中3になると上位層は90点台でも2桁順位となるぐらい猛者がひしめき、苦手層は30点以下という、英語得意層と苦手層が別れます。そのため「英語に早めに手を付けて英検2級合格を中学生の間に目指す」ことが大事になります。

高槻 

共学化により難化  多様な教材に対しての対応力

共学化以降、英語のレベルは年々上がっています。メイン教材に「uncover」という洋書を使用しますが、先生方の渾身のプリントや英語の歌、5Stageなど、教材は多岐にわたります。定期考査では問題数がとにかく多く、冊子のようなテストが配布され、これを中1から行います。試験前には、重要語句を列挙した、暗唱文が配られその暗記量に圧倒されます。単語や文法の正確な知識はもちろん、長文読解のウェイトも高いため、単なる暗記ではなく、「なぜその答えになるのか」という論理的な文法理解が入学直後から求められます。そのため「読む・書く・聞く・話すの4技能をバランスよく伸ばす」ことが求められます。

滝川 

コースによって教材・深度が異なる点に注意

 「医進選抜」や「Science Global」などのコースによって使用教材や進度が異なりますが、基本的には「新中学問題集」を使います。進度は特別に早いということはないのですが、定期テストはとにかく書かせるテストです。選択問題がほとんどなく、すべて英語で書いて答える問題のため、スペルが苦手な生徒程、点数がとりづらくなります。なお、「新中学問題集」はAIEでも使用しているテキストのため、AIEのクラスに来ることで先取学習ができます。

神戸大学附属中等教育 

探求型学習への対応

メイン教材は「One World」で、公立中学と同じ進度ですが、定期考査の分量が多く、時間内に最後まで解けないケースがあり、点数に影響する場合があります。早く文章を読めるようにするトレーニングが必要不可欠です。また2学期制のため、3学期制の生徒さんより定期考査の回数が少ない分、1回のテストでの範囲が膨大になり、その対策に追われます。1週間前からテスト期間となりますが、そのタイミングからアタフタしても間に合わず、同時にプロジェクトの提出期限も迫ってくるため、常日頃から先んじて課題を進める計画性が必要です。

英語の準備には「新中1生のための英語先取り講座」がお勧め

いかがでしたでしょうか。中1の英語一つをとっても学校ごとに使用するテキストも、進度も、生徒に重視する技能も、そして試験の出し方も異なります。一貫しているのは、どこの中学も英語には大変、力を入れているということです。

単純に大学入試における英語のウェイトが高まっていること、英語に強いというイメージそのものが生徒募集に良いイメージであること、そういった実利的な面でもそうですし、英語という、日本語以外で自分の想いや考えを他社に伝えることができるツールという、英語の本質そのものが、これからの世界で生きていくうえで大きな意味を持つことの証だと思います。

AIEではこの大事な英語の導入に最適な「新中1生のための英語先取講座」を小6の2月から実施しています。ぜひお問い合わせください。皆様のご参加をお待ちしています!

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